Journal of Amusement Mechanics

元TRPGプレイヤーがゲームシステムを中心に考察していきます。

TRPGの系譜:CLAMP学園TRPG(1997)

CLAMP学園TRPG

CLAMP学園公式ガイドブック―CLAMP学園のすべて』|感想・レビュー - 読書メーター

  • 通称:No data
  • 初版:1997年(日本)
  • 開発者:松本富之
  • 世界観:巨大学園もの
  • ワールド名:CLAMP学園
  • 通貨:No data
  • 目的:学園生活ストーリーを作り出す
  • キャラメイク:個人設定F
  • パラメータ:なし
  • 種族:なし
  • 職業:なし
  • 能力値:なし
  • リソース:なし
  • ランダマイザー:トランプ
  • 判定方法:ダイヤ・ハートは成功、スペード・クラブは失敗(成功率50%)、
  • クリティカル:なし
  • ファンブル:なし
  • 無限ロール:なし
  • 戦闘時間:なし
  • 重量システム:なし
  • ヒーローポイント:なし
  • キーワード:CLAMP学園探偵団
  • 参考文献:WikipediaCLAMP学園公式ガイドブック
  • プレイ歴:なし
  • 同時期の作品:少女革命ウテナ

CLAMP学園探偵団」のヴィジュアルファンブックに収録されている付録ルール。ゲームマスターやシナリオは不要で、全てプレイヤーの即興で進行する。ファンブック自体が、CLAMP学園の基本設定を共有するためのルールブックの役割を果たしている。ランダマイザーにはトランプを使用する。判定は、プレイヤーがPCの行動を宣言したのちに1枚カードを引き、スートが赤なら(たとえどんな内容であっても)成功する。黒なら行動は失敗となるが、その結果どのようなイベントが起こったかを山札から引いた三枚のカードに設定されたキーワードをヒントに、参加者で即興で考え出す。この誰にも予見ができないダイナミックなストーリー展開を生み出すシステムが、CLAMP学園ならではの「なんでもあり」の世界観を表現している。なんでもありの巨大学園モノといえば、蓬莱学園の冒険!!があるが、「CLAMP学園TRPG」はよりトークや即興性に主眼を置いたシステムといえる。