Journal of Amusement Mechanics

元TRPGプレイヤーがゲームシステムを中心に考察していきます。

TRPGの系譜:James Bond 007(1983)

James Bond 007 Role-Playing In Her Majesty's Secret Service

駿河屋 -<中古>[破損品] ジェームズボンド 007 ベーシックセット 日本語版 (James Bond 007:Role-Playing In  Her Majesty's Secret Service)(テーブルトークRPG)

  • 通称:007
  • 初版:1983年(アメリカ)
  • 開発者:Gerard Christopher Klug
  • 世界観:スパイフィクション
  • ワールド名:No data
  • 通貨:No data
  • 目的:英国諜報員となり、独裁者・狂気の科学者・犯罪者らの企みを阻止する。
  • キャラメイク:能力値P/スキルP/外観P
  • パラメータ:能力値+スキル+外観+武器
  • 種族:なし(人間)
  • 職業:なし(諜報員)
  • 能力値:Strength/Dexterity/Willpower/Perception/Intelligence(5種)
  • ランダマイザー:1D100(パーセンタイルロール)/D6
  • 判定方法:下方判定
  • クリティカル:no data
  • ファンブル:100(1%)/自動失敗
  • 無限ロール:なし
  • 戦闘時間:3~5秒/Action Round
  • 重量システム:あり(運搬できる重さ)
  • ヒーローポイント:あり(品質評価を1ランクアップ)
  • キーワード:Quality rate/Hero Points
  • 参考文献:Wikipedia
  • プレイ歴:なし
  • 同時期の作品:マリオブラザーズ

名作映画ジェームスボンドシリーズを体験出来るTRPG。いわゆるヒーローポイントが実装された初めての作品。ヒーローポイントは主人公のご都合主義的な活躍をTRPG上で再現するのに最適なメカニクスの一つであり、以降の作品に大きな影響を与えた。能力値「容貌」は他のTRPGと異なり値が大きいほうがぱっとしない見た目、つまり諜報員として優秀であることを表している。007の世界観を再現するために、「チェイス(追跡)」「NPCの誘惑」「ギャンブル」「名声」などのルールが設けられているのも面白い。