Journal of Amusement Mechanics

元TRPGプレイヤーがゲームシステムを中心に考察していきます。

TRPGの系譜:のびのびTRPG(2016)

のびのびTRPG_Novice Novice Table Talk Role Playing Game

Amazon | アークライト のびのびTRPG ザ・ホラー (1-5人用 30-60分 10才以上向け) ボードゲーム | おもちゃ | おもちゃ

  • 通称:No data
  • 初版:2016年(日本)
  • 開発者:今野隼史/辺境紳士社交場
  • 世界観:ファンタジー(ソード・マジック)/ホラー/スチームパンク
  • ワールド名:なし
  • 通貨:No data
  • 目的:お気楽にTRPGを楽しむ
  • キャラメイク:PCカードC
  • パラメータ:能力値+スキル
  • 種族:No data
  • 職業:No data
  • 能力値:力/技(2個)
  • ランダマイザー:2D6
  • 判定方法:上方判定
  • クリティカル:なし
  • ファンブル:なし
  • 無限ロール:なし
  • 戦闘時間:なし
  • 重量システム:なし
  • ヒーローポイント:なし
  • キーワード:光カード/闇カード/クライマックスカード
  • 参考文献:のびのびTRPGのポータルサイト
  • プレイ歴:なし
  • 同時期の作品:君の名は。

準備不要、ルール説明20秒。初心者(のーびす)でも安心して始められる、簡易にして究極のTRPG。能力値はたったの2種である。プレイヤーの次の行動がわかりやすいのはカードゲームのメリットをうまく活用しているが、ストーリーを紡ぐには思考の柔軟性と即興性がポイント。ドローするイベントカードはランダムなので当然全く脈絡がなく、プレーヤーとGM(当番制)が協力して話を繋いでいく。ランダマイザーを元に即興で自由にストーリーを作っていくコンセプトはローリーズストーリーキューブスに近いが、こちらのほうが情報量が多いのでより初心者にも優しいと言える。GMのホスピタリティを満喫したいプレイヤーにとっては物足りないかもしれないが、様々なルールでお膳立てされ複雑化された分厚いルールブックのTRPGシステムよりもよほどTRPGしているとも言えるだろう。