Journal of Amusement Mechanics

元TRPGプレイヤーがゲームシステムを中心に考察していきます。

TRPGの系譜:ダンジョンズ&ドラゴンズ 第5版(2014)

ダンジョンズ&ドラゴンズ 第5版_Dungeons & Dragons 5th Edition

  • 通称:D&D 5E
  • 初版:1974年(アメリカ)→2014年(アメリカ)
  • 開発者:Mike Mearls/ Jeremy Crawford
  • 世界観:中世ファンタジー
  • ワールド名:多元宇宙(フォーゴトンレルム/ドランゴンランス/グレイホーク/ダークサン/ミスタラ/エベロンなど)
  • 通貨:金貨/銀貨/銅貨/白金貨
  • 目的:ダンジョン探索でモンスターを倒し宝を奪う
  • キャラメイク:種族C/クラスC/能力値RP/背景RC/装備品P/属性C
  • パラメータ:能力値+習熟ボーナス(技能)+呪文習得数・スロット数
  • 種族:エルフ/ドワーフ/ハーフリング/ヒューマン
  • 職業:ウィザード/クレリック/ファイター/ローグ
  • 能力値:筋力/耐久力/敏捷力/知力/判断力/魅力(6個)
  • ランダマイザー:主に1D20
  • 判定方法:上方判定
  • クリティカル:自動成功20(5%)
  • ファンブル:自動失敗1(5%)
  • 無限ロール:なし
  • 戦闘時間:6秒/Round
  • 重量システム:あり(移動速度低下)
  • ヒーローポイント:インスピレーション
  • キーワード:有利と不利
  • 参考文献:Dungons & Dragons Player’s Basic Rules Version 0.3 (Wizards of the Coast LLC)
  • プレイ歴:なし
  • 同時期の作品:モンスターハンター4G

進化を続けるD&Dの第5版。セーヴィングスローやアーマークラス周りのルールが統合されわかりやすくなっている。同時期の他の作品同様、ベーシックルールを無料公開しサプリメントで収益を確保する所謂フリーミアムモデルをマーケティング手法として活用している。メカニクス面では、有利と不利ルール(2D10で大きい目もしくは小さい目を選択)やインスピレーションルール(ポイント消費で有利判定可能)が追加され、シンプルながらプレイヤーの選択肢が増えているのが興味深い。