Journal of Amusement Mechanics

元TRPGプレイヤーがゲームシステムを中心に考察していきます。

TRPGの系譜:MAGIUS(1995)

MAGIUS

MAGIUSスタートブック

  • 通称:MAGIUS
  • 初版:1995年(日本)
  • 開発者:富士見書房編集部(デザイナー不明)
  • 世界観:特になし(1990年代のアニメ・ライトノベル
  • ワールド名:特になし(ユキリア世界など)
  • 通貨:世界による
  • 目的:世界による
  • キャラクター:サンプルキャラクターC
  • パラメータ:能力値+技能
  • 種族:特になし
  • 職業:特になし
  • 能力値:ボディ/メンタル/テクニック(3個)
  • ランダマイザー:2D6(能力値チェック)/3D6から2D6選択(技能チェック)
  • 判定方法:上方判定
  • クリティカル:なし
  • ファンブル:なし
  • 無限ロール:なし
  • 戦闘時間:なし
  • 重量システム:なし
  • ヒーローポイント:なし
  • キーワード:汎用ルール/ソロプレイ
  • 参考文献:MAGIUSスタートブック(富士見ドラゴンブック)
  • プレイ歴:なし
  • 同時期の作品:タクティクスオウガ新世紀エヴァンゲリオン

MAGIUS(Multiple Assignable Game Interface for Universal System)は極めてシンプルな汎用ルールである。基本ルールは文庫サイズで17ページしかない。能力値も3個に割り切っている。一方で、技能を使った行為判定では3D6から2個のダイスを選択するなどの工夫がなされている。能力値や技能は実際にプレイする世界観によって異なり、サプリメントの追加ルールにより補完されている。ソロプレイに対応したサプリメントも多い。細かいルールを覚える必要がないため、原作ありの世界観を共有していれば、TRPG初心者でも簡単にゲームをプレイできる手軽さがメリットといえる。