Thousand Year Old Vampire_千歳の吸血鬼
- 通称:TYOV
- 初版:2020年(米国)
- 開発者:Tim Hutchings
- 世界観:吸血鬼年代記
- ワールド名:no data
- 通貨:no data
- 目的:ある吸血鬼の生涯を日記に綴る
- キャラメイク:"体験"×1/定命の"人物"×3/"技能"×3/"資産"×3/"体験"×3/不死の"人物"×1/不死の人物との"体験"×1/"刻印"×1
- パラメータ:no data
- 種族:吸血鬼
- 職業:任意
- 能力値:記憶/日記/人物/技能/資産/刻印(6種)
- リソース:記憶+日記+人物+技能+資産
- ランダマイザー:1D10−1D6
- 判定方法:ランダマイザー分啓示を進め指示に従う
- クリティカル:なし
- ファンブル:なし
- 無限ロール:なし
- 戦闘時間:なし
- 重量システム:なし
- ヒーローポイント:なし
- キーワード:ソロジャーナリング/啓示
- 参考文献:Thousand Year Old Vampire 日本語版PDF
- プレイ歴:なし
- 同時期の作品:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
「これはある吸血鬼の忘却の物語である。」
ソロジャーナルTRPGやソロジャーナリングと呼ばれる新しいジャンルのアナログRPGであり、GM不要で一人でプレイできることが特徴である。ソロプレイ可能なTRPGとしてはMAGIUSスタートブック(1995)があるが、ソロジャーナルはプレイヤーによるストリーテリングがより重要であり、プレイヤーはルールに従いジャーナリング(日記のような短い文章を綴る)を行うことで、プレイヤーキャラクターの人生を体験していく。ランダマイザーとしてダイスを使うのは通常のTRPGと共通しているが、「啓示」と呼ばれる短い問いかけをランダムに進めるために用いられる点が異なる。パラグラフに数字が記載されている点はゲームブックに似ているが、「啓示」から具体的にどのような物語を作っていくかはプレイヤーに委ねられており、自由度は大きく異なる。PCのステータスである「記憶」は5つという制限があり、新しい記憶によって古い記憶は失われていく。「人物」「技能」も(その重要性に関わらず)啓示によって容易に失われることで、孤独な不死者の哀愁感や悲愴感を体験することとなる。