- 通称:DX
- 初版:2001年(日本)
- 開発者:矢野俊策/F.E.A.R.
- 世界観:現代日本超能力バトル
- ワールド名:なし
- 通貨:(おそらく)円
- 目的:自らの超能力に飲み込まれることなく日常平和を敵から守る
- キャラクター:シンドロームC/ワークス&カヴァーC/能力値P/エフェクトC/技能C/アイテムP/パーソナルデータRC
- パラメータ:能力値+エフェクト+技能
- 種族:なし
- 職業(ワークス&カヴァー):高校生/UGNエージェント/探偵/刑事/弁護士/研究者/医者/アーティスト/記者/何でも屋など
- 能力値:肉体/感覚/精神/社会(4個)
- ランダマイザー:nD10(能力値個数ダイスを振ったダイス目の最大値)
- 判定方法:上方判定
- クリティカル:10(10%以上)ダイス目の振り足し
- ファンブル:1ゾロ(10%以下)自動的失敗
- 無限ロール:10が出る限り振り足し
- 戦闘時間:規定なし
- 重量システム:なし
- ヒーローポイント:なし
- キーワード:オーヴァード/レネゲイド/UGN(ユニバーサルガーディアンズネットワーク)/シンドローム/ブリード/エフェクト/ロイス・タイタス/侵食率/シーン制/セットアッププロセス/マイナー・メジャーアクション
- 参考文献:ダブルクロス The 3rd edition(富士見ドラゴンブック)
- プレイ歴:なし
- 同時期の作品:ファイナルファンタジーX/千と千尋の神隠し
異能の力を手に入れた主人公が自我を失う恐怖に耐えながら大切な絆と日常を守る為に戦う、近未来日本を舞台にしたTRPG。王道ファンタジーにはない固有名詞のオンパレードでありいずれも厨二心をくすぐる。基本ロールは10面ダイスを能力値数分振った最大値を採用する上方判定でこれまでなかった方法。10面ダイスの流通が一般化してきた背景もあるのかもしれない。最大の特徴は侵食率ルールであり、PCの特殊能力であるエフェクトを使用するごとに侵食率は増加し、終盤で100%を越えると暴走してNPC化してしまう。日常を守る為に非日常的力を使わざるを得ない葛藤がシステム面で表現されている。その他、シーン制の導入、ゴールデンルールへの言及、戦闘ルールの形式化など、2000年代に入り、TRPGとしてのシステム整備もかなり洗練されたものとなってきた感がある。