Journal of Amusement Mechanics

元TRPGプレイヤーがゲームシステムを中心に考察していきます。

TRPGの系譜:神話創世RPG アマデウス(2015)

神話創世RPG アマデウス

神話創世RPG アマデウス

  • 通称:No data
  • 初版:2015年(日本)
  • 開発者:川嶋陶一朗/冒険企画局
  • 世界観:現代日本
  • ワールド名:No data
  • 通貨:神貨(コイン)
  • 目的:神の血を受け継いだ神子となり絶望の闇の怪物を倒し絶界を解放する
  • キャラメイク:親神C/背景C/最初の予言RC/親神との関係RC/個性RC/能力値P/ギフトC/アイテムCP
  • パラメータ:能力値+ギフト
  • 種族(背景):創世の子/災厄の子/導きの子/獣の子/伝説の子
  • 職業:なし
  • 能力値(戦力):武勇/技術/頭脳/霊力/愛/日常(6種)
  • リソース:生命力
  • ランダマイザー:1D6(アクションダイス選択)
  • 判定方法:上方判定、基準目標値4
  • クリティカル(スペシャル):アクションダイス6/大成功
  • ファンブル:アクションダイス1/絶対失敗、ファンブル表適用
  • 無限ロール:なし
  • 戦闘時間:なし
  • 重量システム:なし
  • ヒーローポイント:運命の輪/覚醒/インガ
  • キーワード:神(デウス)/神子(アマデウス)/情報生命体/アクションダイス/ムードダイス/インガ/職業修正(効果)/想いの枷/両想い/絶望の闇/絶界(アイランド)/予言カード/運命の輪/黒の領域/瞑想/活力
  • 参考文献:富士見書房公式 TRPG Online
  • プレイ歴:なし
  • 同時期の作品:スプラトゥーン

古の神話から現代に蘇った怪物による被害を、日常の不運な事故と誤認させる特徴を持つ「黒の領域」。ゼウス、アマテラスといった世界の神々の血を受け継いだアマデウス(PC)が、黒の領域に支配されようとしている日常から平和を取り戻すRPG。基本判定は1D6で4以上がでれば成功というシンプルなもの。判定に用いるダイス(アクションダイス)は複数個から選べるので、能力が高いほど成功率が上がるほか、判定に用いた以外のダイス(ムードダイス)は、「運命の輪」の覚醒という形でPCの能力UPに貢献する。ただし、ダイス目1は黒の領域にストックされることで敵の強化に貢献し、40個まで蓄積されると怪物の支配する絶界に飲み込まれゲームが強制終了するという葛藤メカニクスを作りだしている。基本メカニクスボードゲームドラスレに近い。公式サイトに掲載されている体験版ルールブックは68ページの大ボリューム。