Journal of Amusement Mechanics

元TRPGプレイヤーがゲームシステムを中心に考察していきます。

TRPGの系譜:パワープレイ(1991)

パワープレイ

パワープレイ―ファンタジーRPG | 篤, 山北, スペース・ワン・ゼロ |本 | 通販 | Amazon

  • 通称:No data
  • 初版:1991年(日本)
  • 開発者:山北篤スペースワンゼロ
  • 世界観:ファンタジー
  • ワールド名:No data
  • 通貨:カッパーペニー/シルバーペニー/ゴールドペニー/プラチナペニー/ミスリルペニー
  • 目的:ゲームマスターが設定する
  • キャラメイク:種族C/能力値R/職業C/持ち物購入P
  • パラメータ:能力値+魔法+持ち物
  • 種族:人間/エルフ/アーラエ/ドワーフ/フェアリー/ホビットなど(19種)
  • 職業:騎士/重戦士/軽戦士/傭兵/レンジャー/バーバリアン/盗賊/暗殺者/商人/錬筋術師/気功法師/魔術師など(33種)
  • 能力値:筋力/武勇/敏捷/耐久/器用/魅力/知力/信仰/精神/記憶/観察/指導(12種)
  • ランダマイザー:2nD6+n n=能力値÷5
  • 判定方法:上方判定
  • クリティカル:なし(オプションルールあり)
  • ファンブル:出目のどれかが1(17%以上)/自動失敗
  • 無限ロール:なし
  • 戦闘時間:No data
  • 重量システム:なし(鎧類着用で敏捷値減少)
  • ヒーローポイント:なし(オプションルールあり)
  • キーワード:0個振り/練筋術/見術
  • 参考文献:このごろ堂
  • プレイ歴:なし
  • 同時期の作品: ストリートファイターII

キャラクターメイクは、種族と職業の選択で能力値を決定する。多数の種族と職業から多様なキャラクターを作成できるのが魅力。ランダマイザーは能力値によってダイスの数が変化するトリッキーなメカニクス。ダイスの数が多いほどファンブルの確率も上がるのが特徴で、「全力でことを成す場合はリスクも増える」ことを表現している。そのため、意図的にダイス数を減らすことが可能となっており、完璧な状態ではダイス数を0個にして必ず成功にすることもできる。練筋術はポージングで魔力を引き出す。