Journal of Amusement Mechanics

元TRPGプレイヤーがゲームシステムを中心に考察していきます。

TRPGの系譜:スペオペヒーローズ(1992)

スペオペヒーローズ

スペオペヒーローズ ルールブック - ゲームブックのオンラインショップ トレーダーズ・ギルド

  • 通称:スペオペ
  • 初版:1992年(日本)
  • 開発者:山北篤/ギルドマスター
  • 世界観:スペースオペラ
  • ワールド名:宇宙
  • 通貨:クレジット_Cr
  • 目的:宇宙のヒーローとなって悪漢と戦う
  • キャラメイク:アーキタイプC/スキルP
  • パラメータ:能力値+スキル
  • 種族:なし
  • 職業(アーキタイプ):ヒーロー/タフガイ/エージェント/ドクター/テッカー/ラッキー/ヒロインなど
  • 能力値:体力/器用/敏捷/知性/運/サイズ(6個)
  • ランダマイザー:1D6
  • 判定方法:上方判定
  • クリティカル:6が出たらもう一回(16.7%)
  • ファンブル:なし
  • 無限ロール:あり(サイコロの振り足し)
  • 戦闘時間:5秒/Round
  • 重量システム:なし
  • ヒーローポイント:ヒーローポイント
  • キーワード:アクションポイント/ネガティブヒーローポイント
  • 参考文献:このごろ堂(山北篤HP)
  • プレイ歴:あり
  • 同時期の作品:ストリートファイターII

名は体を見事に表しているTRPG。特にヒーローポイントは世界観によく適合している。ネガティブヒーローポイント(成功を失敗にすることでヒーローポイント還元)はストーリーの序盤で大事な情報をスルーしてしまいピンチに陥りやすい、等のヒーロー一行のあるあるをうまく表現。ストーリーの山場でヒーローポイントの使用「形見のペンダントが...」「こんなこともあろうかと」「そういえばしっている」などのお約束として一気に放出し、後半のカタルシスにつなげることができ、秀逸。