Journal of Amusement Mechanics

元TRPGプレイヤーがゲームシステムを中心に考察していきます。

TRPGの系譜:ハイパートンネルズ&トロールズ(1991)

ハイパートンネルズ&トロール

ハイパーT&Tルールブック

  • 通称:ハイパーT&T、HTT
  • 初版:1975年(アメリカ)→1991年(日本)
  • 開発者:安田均清松みゆき・黒田和人とグループSNE
  • 世界観:ファンタジー
  • ワールド名:ドラゴン大陸
  • 通貨:金貨/銀貨/銅貨
  • 目的:剣と魔法のファンタジー世界で冒険する
  • キャラクター:能力値R/種族C/職業C/装備品P/スキル(技能)P
  • パラメータ:能力値+スキル(技能)+魔法
  • 種族:人間/エルフ/ドワーフホビット/レプラコーン/フェアリー
  • クラス:戦士/魔術師/呪術師/魔法戦士/魔道士/僧侶/聖闘士/盗賊/怪盗
  • 能力値:体力度/耐久度/器用度/知性度/幸運度/魅力度(6個)
  • ランダマイザー:2D6
  • 判定方法:上方判定
  • クリティカル:ゾロ目(16.7%)
  • ファンブル:1+2(5.6%)
  • 無限ロール:ゾロ目加算法
  • 1ターンあたりの時間:120秒/Turn
  • 重量システム:あり(移動距離低下のペナルティ)
  • ヒーローポイント:ハイパーポイント
  • キーワード:ハイパーバーサーカー戦闘/カウンターセービングロール/戦闘修正
  • 参考文献:ハイパーT&Tルールブック(角川スニーカー・G文庫)
  • プレイ歴:なし
  • 同時期の作品:ファイナルファンタジーIV

不朽の名作を現代風(当時)に遊びやすくアレンジしたもので、日本オリジナル。スキル制やヒーローポイント制を採用。ダンジョン探検を想定してデザインされたT&Tに対して、より幅広いシナリオに対応しやすくなったと言われる。選択できる職業や魔法の系統も大幅に増えた。T&Tのダイナミックで何処と無くコミカルなテイストを味わいたいが、今風(当時)の遊びやすさとギミックも楽しみたい、というユーザーのニーズに応える作品となった。