Journal of Amusement Mechanics

元TRPGプレイヤーがゲームシステムを中心に考察していきます。

TRPGの系譜:ギア・アンティーク(1991)

ギア・アンティーク

ギア・アンティーク

  • 通称:no data
  • 初版:1991年公開(日本)
  • 開発者:伏見健二
  • 世界観:スチームパンク
  • ワールド名:マキロニー地方
  • 通貨:no data
  • 目的:蒸気機関や降魔機関が存在する日常で起こる事件を解決する
  • キャラメイク:能力値RP/職業C/教育機関C/特技C
  • パラメータ:行為判定基本値+特技+幸運
  • 種族:人間
  • 職業:士官/兵士/傭兵/密偵/官僚/警官/技師/整備員/芸術家/大道芸人/記者/思想家/学者/医師/聖職者/探検家/職人/猟師/船乗り/盗賊/商人/労働者/放浪者/貴族/学生/主婦
  • 能力値:体位/筋力/反射/器用/知恵/感応/容姿/身分(8種)
  • リソース:no data
  • ランダマイザー:1D100
  • 判定方法:下方判定(段階的難易度)
  • クリティカル:no data
  • ファンブル:no data
  • 無限ロール:no data
  • 戦闘時間:no data
  • 重量システム:no data
  • ヒーローポイント:no data
  • キーワード:幸運の風/降魔/教育機関/主婦
  • 参考文献:Wikipediaピクシブ百科事典/ニコニコ大百科
  • プレイ歴:なし
  • 同時期の作品:ふしぎの海のナディア

産業革命期のヨーロッパをモチーフとするジャンルに魔法や妖精のエッセンスも取り入れたスチームパンクTRPG蒸気機関で活気付く世界の中で、平穏な日常からふとしたきっかけで不思議な大冒険に巻き込まれていくような世界観で、わかりやすく「ラピュタ」と形容されることも多い。行為判定はオーソドックスなパーセンタイルロールを用いるが、難易度判定は難しい方から順に1/3, 1/2, 基本, x2, x3, x4, x5の7段階存在し、行為判定基本値以下の目を出せば成功とする基本判定のほか、難易度が高い場合は複数回ロールですべて成功する必要があり(and成功)、難易度が低い場合は複数回ロールのいずれかが成功すればよい(or成功)、といった「カウント」と「有利」メカニクスを組み合わせた特殊な判定法である。判定基本値に修正を加えることなく難易度を調整することができる特徴がある。また、「幸運の風」システムは判定に失敗した際に幸運値以下の目を出すことで無条件で成功とするルールで、「幸運の風」判定を行うごとに幸運値は累積して上昇するため、ゲームの進行に伴って成功確率が上がっていくが、一定値を超えるともれなくアクシデントに見舞われるという葛藤メカニクスとなっている。