Journal of Amusement Mechanics

元TRPGプレイヤーがゲームシステムを中心に考察していきます。

鷹の探索(1986)

ゲームブックの系譜:鷹の探索_Quest of the Falcon

駿河屋 -<新品/中古>アドベンチャー・ゲームブック 鷹の探索(ゲームブック)

  • 著者: 黒田幸弘(日本)
  • シリーズ:オリジナル
  • 世界観:ファンタジー
  • ワールド名:アルビオン
  • 通貨:金貨
  • 目的:家督の象徴である”鷹の像”を取り戻す
  • パラグラフ数:494
  • キャラメイク:能力R
  • 能力値:戦闘技術/精神力/魅力/幸運(4種)
  • リソース:耐久力
  • ランダマイザー:1D6/2D6(各ページに印刷されているダイスで代用可能)
  • 判定方法:戦闘力点(援護一人につき+1)とダイス目から戦闘結果表の結果を参照し敵にダメージ/魔法は精神力判定を行う場合あり/チェックは2D6の下方判定。
  • メカニクス
    • パラパラダイス:各ページに2D6が印刷されている。
    • キャラメイク:ダイスで能力値を決める。
    • 時間制:時間ポイントを消費しすぎるとゲームオーバー。
    • パーティ制:騎士(主人公)と剣士、魔術師の最大3人パーティ。
    • コンバットチャート:戦闘結果表でダメージを判定する。
    • 修行:キャラメイク時、時間ポイントを消費して能力値の振り直しが可能。
    • 能力値判定:戦闘以外で能力値を用いた基本判定(チェック)あり。
    • リバース:魔法の効果確認後に元のパラグラフに戻る。
    • マルチエンディング:バッドエンド以外に2種類の結末あり。
  • 参考文献:富士見ドラゴンブック 鷹の探索(富士見書房刊)
  • プレイ歴:あり

オリジナルの(原作をもたない)和製ファンタジーゲームブック。巻頭には神話と伝説といった世界観の解説があり、読者を惹き込む。多くのメカニクスを盛り込んだ意欲的作品であり、キャラメイク、パーティ制、能力値を用いた判定など、TRPGに近いプレイ感を体験できる。進行ルートによってパーティに加わる仲間が異なるのも特徴。作者はクロちゃんRPG千夜一夜で有名なゲームデザイナー黒田幸弘氏。鷹なのにFalcon。

現在は入手困難。

Amazon.co.jp: 鷹の探索 (富士見ドラゴンブック 8-2) : 黒田 幸弘: 本